鎮痛 補助 薬。 痛みの種類と鎮痛薬の使い分け

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2 )痛みの評価 痛みの評価では,痛みの日常生活への影響,痛みのパターン(持続痛か突出痛 *4 か),痛みの強さ,痛みの部位,痛みの経過,痛みの性状,痛みの増悪因子と軽快因子,現在行っている治療の反応,および,レスキュー薬の効果と副作用について評価する。 Optimization of opioid therapy for preventing incident pain associated with bone metastases. この他に,特に,オピオイドの選択のために,鎮痛薬の投与が可能な経路,合併症(特に腎機能障害),併存症状(特に便秘,呼吸困難)などについて評価する。 Riley ら による前後比較研究では,モルヒネで鎮痛効果が得られないか,副作用がコントロールできない患者で,神経障害性疼痛が明らかな患者を除いた48例を対象として,モルヒネからオキシコドンに変更し,無効な場合はフェンタニルかメサドンに変更,さらに無効な場合はフェンタニルかメサドンのうち前回使用しなかったほうに変更を行ったところ,オキシコドンへの変更で79%の患者が,他のオピオイドへの変更3 回以内で87%の患者において鎮痛効果が得られた。 患者さんをランダムに割り振って、片方にはA薬、もう片方にはB薬を服用してもらい、効果を分析し、優劣を判断することができます。 *2: ワインドアップ現象 繰り返し痛みの刺激が加わると、痛覚神経終末(脊髄後角部)で伝達物質放出が増加し、最初の痛み情報が次に送られてくる痛み情報を増幅し、次第に痛みが増強する現象。 既存のガイドラインとの整合性 EAPC のガイドライン(2012)では,モルヒネやオキシコドンの速放性製剤と徐放性製剤は,定期投与を開始する場合の薬剤としていずれも推奨とされている。

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がん診療ガイドライン│疼痛管理│治療ガイドライン

Transmucosal fentanyl vs intravenous morphine in doses proportional to basal opioid regimen for episodic-breakthrough pain. 1B (強い推奨,低いエビデンスレベル) 解説 1 )弱オピオイドを使用し効果が不十分であれば強オピオイドへ変更する方法 非オピオイド鎮痛薬で十分な鎮痛効果が得られない,または,中等度以上のがん疼痛をもった患者に対して,WHO 方式がん疼痛治療法では,弱オピオイドを使用し,効果が不十分であれば強オピオイドへ変更する方法を推奨しており,複数の観察研究で有効性が示唆されている (の項参照)。 予測できる突出痛では,誘発する刺激を避け,痛みを誘発する刺激の前にレスキュー薬の投与を行う。 研究中の鎮痛剤 [ ] 「」も参照 プロスタグランジンの前駆体である阻害作用を有する抗生物質のは、への鎮痛効果としてで臨床試験の第III相が行われている。 性疾患にかかった16歳以下の子どもに対するNSAIDsの使用は、を引き起こすことがある。 *:T max(maximum drug concentration time) 最高血中濃度到達時間。 便秘に対しては、ラクツロース・マクロゴール含有剤・ co-danthramer などの薬剤が一様に用いられる。 特殊な疼痛症候群(神経障害性疼痛,骨転移痛,上腹部の内臓痛,胸部痛,会陰部の痛み,消化管閉塞など)の場合にはそれぞれの対応を検討する (を参照)。

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痛みの種類と鎮痛薬の使い分け

NCCN のガイドライン(2012)およびESMO のガイドライン(2012)では,オピオイドの減量,制吐薬の併用などを行っても悪心が続く場合は,悪心の原因と程度を再評価し,オピオイドを変更することで鎮痛効果を維持しながら副作用を減らすことができる可能性があるとして推奨している。 大多数の試験はパラセタモールまたはイブプロフェンをカフェイン100 mgから130 mgと併用しており、最も試験数が多かった疼痛の種類は術後の歯痛、産後の疼痛および頭痛であった。 第二選択薬として,セロトニン拮抗薬を1 週間定時内服としその後頓用とすることを推奨している。 しかし,がん疼痛に対するWHO 方式がん疼痛治療法の有用性を示した複数の観察研究があり,これらには定期投与量の増量または投与間隔の短縮を行ったものが含まれていると考えられる (の項参照)。 [選択的COX-2 阻害薬] 選択的COX-2 *阻害薬については,非がん患者において従来のNSAIDs に比較して鎮痛効果は同等であることが示唆されているが,がん患者を対象として鎮痛効果を検討した無作為化比較試験がない。

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C.疼痛(3) 神経障害性疼痛

解説 1 )痛みの原因を身体所見や画像検査から評価する がんによる痛みでは鎮痛薬の投与などの疼痛治療とともに,外科治療,化学療法,放射線治療などの腫瘍そのものに対する治療を検討する。 NSAIDsは、一般的にCOX-1とCOX-2の両方の働きを阻害する。 1 )想定される機序に応じた制吐薬の使用 想定される機序により制吐薬を使用することの有用性を検討した研究として,3 つの前後比較研究がある。 Controlled-release oxycodone and morphine in cancer related pain. Caraceni ら が行った18 の臨床試験(患者2,053 例)を対象として行った系統的レビューでは,すべての試験がモルヒネと他のオピオイドの効果についての検討であり,モルヒネをプラセボと比較した研究はなかった。 Adverse effects of transdermal opiates treating moderate-severe cancer pain in comparison to long-acting morphine:a meta-analysis and systematic review of the literature. 0001),嘔吐,便秘,せん妄について有意差はなかった。

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オピオイド系鎮痛薬

Clin Ther 2009;31:1177-91 5) Mercadante S, Radbruch L, Davies A, et al. 増量幅は,専門家の意見から,前日のレスキュー薬の合計量を参考にしながら,定期投与量の30~50%増量を原則とし,患者の状況に応じて増減することを推奨する。 05)。 併用の効果が認められれば効果の認められる最少量で併用し,効果がなければ漫然と使用せずに一定期間で減量・中止する。 Ahmedzai ら による無作為化比較試験では,48 時間以上一定用量のモルヒネが投与されていた202 例を対象に,モルヒネ徐放性製剤とフェンタニル貼付剤との効果を比較したところ,鎮痛効果は同等で,便秘と眠気はフェンタニル群のほうが少なかった(便秘27% vs 45%,p<0. オピオイドとは、強い鎮痛作用を示す医療用麻薬で、脊髄と脳に存在するオピオイド受容体に結合することで、脊髄から脳への痛みの伝達をブロックします。 A systematic review of oxycodone in the management of cancer pain. 抗けいれん薬は、薬物相互作用を来す薬剤が多く、多剤併用に注意を要する。 *1:神経障害性疼痛 痛覚を伝える神経の直接的な損傷やこれらの神経の疾患に起因する痛み。

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がんの痛みはこう治療する!あなたのお薬について知っておいていただきたいこと │ 駒込病院 スタッフコラム

Cochrane Database Syst Rev 2005(1):CD005180 8) Saxena A, Andley M, Gnanasekaran N. 例えば,Narabayashi ら による前後比較研究では,副作用のためモルヒネを増量できず,中等度以上のがん疼痛のある患者25 例を対象として,経口オキシコドンに変更を行ったところ,変更後2. 特殊な疼痛症候群(神経障害性疼痛,骨転移痛,上腹部の内臓痛,胸部痛,会陰部の痛み,消化管閉塞など)の場合にはそれぞれの対応を検討する (を参照)。 。 Fentanyl pectin nasal spray in breakthrough cancer pain. A randomized, placebo-controlled study of fentanyl buccal tablet for breakthrough pain in opioid-treated patients with cancer. 1B (強い推奨,低いエビデンスレベル) 増量幅: 前日のレスキュー薬の合計量を参考にしながら,定期投与量の30~50%増量を原則とし,患者の状況に応じて増減する。 05)としている。 一方,アセトアミノフェンの上乗せに関しては根拠が不十分であるとしている。 痛みがオンコロジーエマージェンシー(脊髄圧迫症候群,骨折・切迫骨折,感染症,消化管の閉塞・穿孔・出血など)の症状であることがあるので,痛みの対応のみでなく,痛みを生じている病態の把握と原因への対応を行う。

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痛みの種類と鎮痛薬の使い分け

Optimization of opioid therapy for preventing incident pain associated with bone metastases. 本ガイドラインでは,定時鎮痛薬の切れ目の痛みに対して,オピオイドの定期投与量の増量,または,投与間隔の短縮を行うことを推奨する。 J Pain Symptom Manage 2007;34:17-23 注:以下の文献はWiffen PJ の系統的レビューに含まれている論文を例として示した。 あるいは、軽度から中等度の痛みに対して使用するオピオイドのことです。 Acta Anaesthesiol Scand 2012;56:407-19 18) Dietrich E, Gums JG. また、C線維からの刺激により活性化する脊髄後角のニューロンの活動性を抑え、脊髄後根神経節の発火を抑えることにより、過剰な活動電位を抑制する。 したがって,本ガイドラインでは,あるオピオイドで適切な鎮痛効果が得られない場合には,他のオピオイドに変更することを推奨する (の項参照)。 *:アドヒアランス 患者が主体となって治療方針の決定に参加し,その決定に従って治療を受けること。

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がん診療ガイドライン│疼痛管理│治療ガイドライン

突出痛が生じる経過を明らかにし,体動時痛など予測できる突出痛,予測できない突出痛,定時鎮痛薬の切れ目の痛み(end-of-dose failure)に分類する。 強オピオイド• 2 )強オピオイドを最初から投与する方法 一方,がん疼痛の患者に対して強オピオイドを最初から投与する方法の有効性を検討した臨床研究として,2 つの無作為化比較試験がある。 消化器症状のリスクがありますが、精神作用が少ないのでせん妄がハイリスクの場合には選択されることがしばしばあります。 鎮痛薬の種類 1:麻薬性鎮痛薬(アヘンアルカロイド) モルヒネ、コデイン、オキシコドン、ジヒドロコデイン 2:麻薬性鎮痛薬(合成麻薬性鎮痛薬) フェンタニル、レミフェンタニル、メサドン、タペンタドール、ペチジン 3:非麻薬性鎮痛薬 トラマドール、ペンタゾシン、ブプレノルフィン 4:非オピオイド鎮痛薬 NSAID、アセトアミノフェン 5:神経障害性疼痛治療薬 プレガバリン、ミロガバリンベシル酸塩 6:鎮痛補助薬 抗うつ薬 (アミトリプチリン、ノルトリプチリン、デュロキセチン) 抗けいれん薬 (カルバマゼピン). Nabal ら の系統的レビューでは,オピオイドにNSAIDs を上乗せすることは中等度の鎮痛効果を期待できる。 このほかに、解析データが入手できない試験が約25件(参加者約12,500名)存在することを把握している。 Transdermal fentanyl versus sustained-release oral morphine in cancer pain:preference, efficacy, and quality of life. Hagen NA, Thirlwell M, Eisenhoffer J, et al. Cochrane Database Syst Rev 2005(1):CD005180 2) Stambaugh JE Jr. すなわち,徐放性製剤を定期オピオイドとして使用する場合に,定期投与量の増量または投与間隔の短縮が定時鎮痛薬の切れ目の痛みを緩和するかは明らかではない。 Support Care Cancer 2006;14:56-64 7) Ravera E, Di Santo S, Bosco R, et al. 効果の幅はいずれも大きくはありません。

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